まずは無料で行って、実績を作るという方法も

　もしあまり信用してもらえず、取引してもらえないのであれば、まずは商工会議所や商工会など経済団体に加盟し信用を得るのも良いでしょう。

　もしお金を払うだけの価値が分かってもらえず、なかなか取引してもらえないのであれば、まずは無料で行って、実績を作る事を優先させるのも一つの方法です。

　そして実績が出来たら「お陰様で〇〇でも導入決定！ 大感謝キャンペーン！」と販促を行う事が出来ます。

　これらのアイデアはほんの一例ですが「公的・有名取引実績が作れないか？」と考えれば、他にもいくらでも販促アイデアが出てくるでしょう。

　もし、どうしても「公的・有名取引実績」の参考キーワードで作れないのであれば、「マンダラ広告作成法」の④番目に考える「信用してもらえる証拠・語れる資格は？」の中に書かれている他の7つのキーワードを参考に考えてみてください。

　そして商品が出来たら、「A4」1枚チラシや店頭POPなどに「取引（導入）実績」とアピールしてみてください。無理なく安心を促すことができ、売上が上がるでしょう。

　繰り返しますが、公的・有名取引実績があれば売上が上がるからと言っても、ウソの公的・有名取引実績を載せるようなことは、絶対にしないでください。

岡本達彦（おかもと・たつひこ）
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』（ダイヤモンド社）などがある。