夏のドライブ旅行向けにレンタカーを借りる際、米国のドライバーの多くは無料のアップグレードを求めていない。むしろ、気がかりなのは燃費だ。ガソリン価格は6月につけた最高値から若干下がったとはいえ、満タンにすれば、依然としてドライバーの懐はかなり痛みそうだ。レンタカー料金も高止まりする中、高水準のガソリン価格は旅行者にとってダブルパンチとなる可能性がある。旅行検索会社カヤックのデータによると、7月4日(米独立記念日)の週末のレンタカー料金は平均1日100ドル(約1万3500円)と、2019年の同じ週末の同65ドルより大幅に高い。レンタカー会社は電気自動車(EV)の保有台数を増やしているものの、そうした車を確保するのは困難な場合があり、通常は料金が割高だ。