――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  景気後退がデトロイトを襲うことはあまり心配しなくていい。本当に懸念すべきは、供給の正常化である。  米国の新車市場は低調ながらも収益性の高い状態が続いている。メーカーが生産で苦労しているためだ。ゼネラル・モーターズ(GM)は1日、部品不足でディーラーへの納入が抑えられていることを理由に、第2四半期(4-6月期)の利益予想を下方修正した。調査会社ワーズ・インテリジェンスによると、市場全体の上半期の販売台数は約680万台で、前年同期比17%減となった。