米電気自動車(EV)メーカーのテスラが過去2年間に見せてきたスムーズな加速は、第2四半期(4-6月期)に鈍化した。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の言動からは、問題が上海のロックダウン(都市封鎖)よりも深いところにあることがうかがえる。テスラが2日発表した4-6月期の販売台数は25万4695台と、1-3月期の31万0048台を下回った。このニュースは、4月および5月に同社の上海工場が新型コロナウイルスの流行に関連した操業停止に見舞われたことを考えれば、それほど大きな驚きではない。ファクトセットによれば、4-6月期の実績はコンセンサス予想の26万4000台をわずかに下回る水準にとどまっている。
テスラ減速、原因は中国ロックダウンのみならず
人員削減や工場を「マネー溶鉱炉」と呼んだ背景に注目すべき
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