中国警察のデータベースから不正流出したとみられる大量の個人情報が、闇サイトで売りに出されていることが分かった。実際に確認されれば、史上最大級の個人情報漏えいになるとみられている。匿名ハッカー、あるいはハッカー集団が6月30日にサイバー犯罪フォーラムに投稿した内容が先週末、ソーシャルメディアで拡散した。それによると、上海の警察当局から盗んだ中国市民十億人のデータが含まれるとしており、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン10BTC(約2700万円)での支払いを求めている。今回のサイバー攻撃は史上最大級とみられる規模のみならず、政府データベース上で保管されている極秘情報の流出という点から、極めて深刻な事態だとして専門家は警戒を強めている。