ターゲットやウォルマートのような米小売り大手で過剰在庫が積み上がっており、こうした在庫の処分を支援するリクイデーター(処分業者)などの企業が恩恵を受けている。リクイディティー・サービシズやエクセス・リミティッド、Bストックといった企業によると、台所用家電やテレビ、アウトドア家具、衣料品が供給過剰状態になっており、大手小売りチェーンが一掃しようとしている。処分業者は多くの場合、商品が店頭に並ぶ前に港や倉庫で商品を荷台に載せて運び出し、小規模な小売業者や個人に販売する。一部はオンラインで転売される。オンライン市場を運営するリクイディティー・サービシズのJD・ド-ント最高商務責任者(CCO)は「異例なことに、小売り大手が商品に一度も手を触れないことさえある」と述べた。「以前より早く動くよう要請を受けている。過剰在庫の量が異常に多く、非常にたくさんの小売業者に同時に影響を及ぼしている」