新型コロナウイルス流行はこれまでのところ、クラウドコンピューティング大手の米3社にとって追い風となっている。経済の混乱が続く中、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、アルファベット傘下グーグルにはまだまだ伸びしろがありそうだ。  市場調査会社シナジー・リサーチ・グループによると、世界のクラウドサービス関連支出額は1-3月期に530億ドル(約7兆2000億円)に達し、このうち同3社のシェアは65%と、4年前の52%から拡大した。3社はその規模の大きさが安定を重視する顧客への訴求力となり、また資金力もあることから、急成長しているクラウド市場で今後も上位を維持するとみられている。