米国の新型コロナウイルス感染件数のうち、感染力が極めて高いオミクロン変異株の派生型「BA.5」が主流となったことが、連邦政府のデータから明らかになった。  米疾病対策センター(CDC)によれば、7月2日までの1週間に確認された感染のうちBA.5が占める割合は約54%だった。また、BA.5に極めて近い「BA.4」が占める割合も増加し、17%近くに達している。  ウイルス専門家らは、BA.5は過去の感染やワクチンから得られた抗体を回避することに特に長(た)けているとみている。