中国で約10億人の個人情報が流出したとされる問題は、よくあるぜい弱性によってデータが公開された状態になっていたことが原因だった。今年に入って欠陥を発見したサイバーセキュリティー専門家らが明らかにした。今回の個人情報流出は史上最大級で、判明しているものとしては中国最大とみられている。10億人近い国民の氏名や公民身分番号、電話番号、犯罪歴などが上海警察のデータベースから漏えいした。専門家によると、データは安全に保管されていたが、データの管理・アクセスに使われるダッシュボードがパスワードなしで、公開ウェブアドレス上に設定されていた。そのため、基本的な知識を持っていれば、誰でも侵入して不正取得できる状態にあったという。