午後のワイドショー「ゴゴスマ」(TBS系)を、東海ローカルから全国の人気番組へと躍進させた立役者である同番組MCの石井亮次アナウンサー。威圧感ゼロなのに場の空気をしっかりつかみ、共演者からも視聴者からも信頼と好感度を寄せられるその神トーク術が、今、話題となっている。本連載では、「話し方の極意」を初めて明かした著書『ゴゴスマ石井のなぜか得する話し方』から、コミュ下手でもすぐに使える会話の心構えとテクニックをお伝えする。

「なぜか嫌われる人」が無意識にやっている自分の見せ方Photo: Adobe Stock

「賢さアピール」は損しかない!

 多くの人は、「自分を賢く見せたい」という欲望を持っていると思います。でも、これは一見「賢く見られて得」のように見えて、実は「損」していると僕は思います。

 誰かが話をしている時に、

「あ、それ知ってる」
「そうそう、そうなんですよ」

 と、「そんなこととっくに知ってますよ」感を漂わせる賢さアピールは、自分にそのつもりがなくても、相手のプライドを傷つけて不快にさせてしまう可能性が高いです。

 そもそも論として、「賢さ」をアピールして得なことって、ほとんどないんじゃないかと僕は思っています。

 得するケースで思いつくのは家庭教師のアルバイトの面接の時くらいです(笑)。日常的な会話の中で「私って実は賢いんです」「僕、こう見えて賢いねん」という態度は、正直、本当に賢かったとしても好感度を下げてしまう可能性のほうが高いですし、その瞬間に相手にバリアを張られる気がします。

人は「スキのある人を好きになる」

 僕のこれまでの経験では、それよりも、いっそ「アホ」なほうが絶対にみんなに好かれます。アホのほうがかわいがってもらえる。

 素直に人の話を感心して聞いて、わからないことは「わかりません教えてください」、知らないことは「知りませんでした」と言えることのほうが、賢さアピールよりも絶対「得」です。

 人は「スキのある人を好きになる」ものだと思います。

*本記事は、「ゴゴスマ石井の なぜか得する話し方」から抜粋・編集したものです。