ウクライナ戦争で西側諸国が供与した兵器の配備が始まった。だが、これらの兵器を前線で運用する上で、ウクライナ軍は大きな壁にぶつかっている。ウクライナ当局者はロシア軍がじりじりと支配地域を広げる中で形勢逆転するには、西側兵器が必要不可欠だと主張。さらなる供与を求めている。ウクライナは最近まで旧ソ連時代の重火器に依存していた。旧ソ連製の兵器システムでは、ロシアの方が数も性能も勝る。足元では長距離砲など西側の高性能新型兵器が実戦配備されるようになり、すでに戦況に変化をもたらしている。ウクライナは前線から遠く離れたロシアの弾薬庫や防空インフラ、指揮所を相次ぎ精密攻撃した。ところが、西側各国から少しずつ届く兵器をウクライナ軍が運用するには、極めて厄介な問題を伴う。
西側兵器の前線配備、ウクライナ軍頭痛の種なぜ
西側兵器は旧ソ連装備よりも運用・維持が難しい
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