新型コロナウイルスが最初に全米を席巻したとき、何百校もの大学の学長は学生を自宅待機させる一方で、人影のないキャンパスを眺め、どうやって必要経費を賄うべきかと思案していた。  ノースイースタン大学のジョセフ・アウン学長(69)はこれをチャンスと捉えた。同氏は2020年5月15日、6人の幹部を自分のオフィスに呼び、「多くの大学がこれから難題に直面するだろう」と告げたという。