米グーグルを傘下に持つアルファベットが26日公表した4-6月期(第2四半期)決算は、売上高がここ2年で最も低い伸びにとどまった。マクロ経済の逆風がデジタル広告市場にも及んでいる兆しが出ている。売上高は696億9000万ドルと、前年同期から12.6%増加した。増加率は新型コロナウイルス禍で旅行など広告需要の一部が弱含んでいた2020年第2四半期以来の低水準となった。売上高は市場予想を約1億9000万ドル下回った。純利益は13.6%減の160億ドルで、ファクトセットがまとめた市場予想に届かなかった。決算発表を受けた時間外取引で、アルファベット株価は3%余り上昇。デジタル広告市場全般で収益への懸念が出ていたことで、投資家が失望を誘う決算に身構えていた様子がうかがわれる。
米アルファベット、2年ぶり低い増収率 4-6月期
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