スイスの金融大手クレディ・スイス・グループは、トマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)が退社することを近く発表する。事情に詳しい関係者が明らかにした。経営立て直しの一環だという。  退社時期は決まっていないものの、発表は早ければ決算発表と同じ27日になる可能性があると関係者は話した。  ゴットシュタイン氏は新型コロナウイルス流行初期から同社を率いている。2021年前半には、顧客だったグリーンシル・キャピタルやアルケゴス・キャピタル・マネジメントの破綻に直面した。経営一新を託されたものの、投資家の信頼回復は道半ばだった。後任は未定。