企業向け電子商取引サイト構築サービスの加ショッピファイは、新型コロナウイルス流行でネットショッピングの成長が続くとの見方に基づく戦略を修正し、世界全体で従業員の1割に当たる約1000人を削減する計画だ。トビー・リュトケ最高経営責任者(CEO)が従業員に宛てた26日付の書簡で明らかになった。ショッピファイを創業したリュトケ氏は、人々が従来型の消費行動に回帰し、このところ同社の成長を後押ししてきたネットショッピングが後退しているとして、人員削減が必要だと説明した。企業にネットショップ構築サービスを提供している同社は、今年は増収ペースが鈍化すると予測。株価は昨年11月のピーク時に比べて8割近く下落している。27日に四半期決算を発表する。