オレクサンドル・イワフネンコ氏(22)は、食料や医薬品を運んでいた際にロシア軍兵士に拘束され殴打されたため、ロシア占領下にあるウクライナ南部の都市ヘルソンの自宅を離れた。しかし、ウクライナの支配地域で仕事を見つけることができず、同氏は自宅を離れてからわずか1カ月後の現在、ガールフレンドとその両親とともに不本意ながらヘルソンに戻るところだ。イワフネンコ氏は「選択の余地はない。お金が全くなくなっている」と話した。開戦から5カ月、ロシア軍による侵略と占領から逃れてきた何千人ものウクライナ人が、安定した雇用や住む場所を見つけることができないため、地元に戻りつつある。たとえ前線を越えてロシアの占領地域に向かうことになるとしてもだ。