――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米連邦準備制度理事会(FRB)は景気を冷やす取り組みの一環として、さらなる大幅利上げを決めた。だが、次回9月の会合までには、熱はかなり下がっているかもしれない。  FRBは27日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75ポイント引き上げた。その理由は容易に理解できる。6月半ばの前回会合以降に発表されたインフレ統計は高止まりしており、米労働省が公表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比9.1%上昇した。