アントニー・ブリンケン米国務長官は27日、ロシアで拘束されている米女子プロバスケットボールのブリトニー・グライナー選手と元米海兵隊員のポール・ウィーラン氏の解放に向け、米側が「具体的な提案」を行ったものの、受け入れられていないことを明らかにした。事情に詳しい複数の関係者によると、米側はグライナー選手とウィーラン氏の解放と引き換えに、ロシアの武器商人ビクトル・ボウト氏の解放を提案した。ブリンケン氏は、グレイナー選手がロシアの裁判所で、約5カ月前に逮捕される原因となった液体大麻をうっかり荷物の中に入れてしまったと証言した数時間後に、このような発言を行った。米バスケットボール界のスターであるグレイナー選手は裁判で有罪を認め、薬物所持状況についての説明を試みることで、情状酌量を求めている。同選手は最長で10年の禁錮刑が言い渡される可能性がある。
米、女子バスケ選手ら解放に向け露に「具体的な提案」
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