米共和党予備選では、2020年の米大統領選で幅広い不正が行われたとするドナルド・トランプ前大統領の誤った主張を支持する候補者が相次いで勝利している。この中には秋の本選挙で当選した場合、選挙管理のあり方に影響を及ぼす可能性がある候補も含まれている。今週5つの州で行われた予備選でも、トランプ氏への忠誠を誓った人物が選挙を監視する立場の候補に選ばれた。ペンシルベニア州やネバダ州の選挙でも、今年に入り同様の傾向が見られる。アリゾナ州知事選候補者の予備選の結果はまだ出ていないが、2024年の大統領選に影響する可能性があることから、その行方は特に注目されている。激戦州のアリゾナでは20年の大統領選で2番目の僅差となる0.3ポイントでジョー・バイデン大統領が勝利していた。