米ペンシルベニア州ランカスター郡にあるリゾート型ホテル「バードインハンド・ファミリー・イン」は、当たり年とも言える1年を経て、景気減速の影響を肌で感じている。ガソリン価格高騰やインフレ高進、経済の先行き不透明感を受け、このペンシルベニア州の田園地帯にあるホテルへの旅行を思いとどまった人々がいるようだと、支配人のタミー・ポートナースミス氏は話す。7月の予約は前年同月比で約13%減少した。そのため、拡張計画の一部(宿泊客らが演奏を聴いて楽しめるもっと大きな音楽ステージを作る、いくつかの部屋をスイートルームに改装し、農場をテーマにした内装を施すなど)を保留にした。だが、あるコスト削減策は選択肢から除外している。「人員削減は今のところ考えていない」と同氏は言う。
景気後退懸念でも採用続ける米企業
マイナス成長でも労働需給はひっ迫している
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