アイリス・リン氏(25)は、中国最大級のソーシャルメディア(SNS)サイトでツイッターに似た機能を持つ「微博(ウェイボー)」が、ネットワーク上にある彼女のコンピューターのロケーションを表示し始めたことを受けて、その利用をやめる時が来たと決断した。ナショナリズムの高まりを受けてネットユーザーへの嫌がらせが広がる中、プライバシーが侵害される恐れを感じたからだ。  中国在住のリン氏は「こうした動きは、あえて声を上げようとする者を黙らせる試みに他ならない。中国のSNSを利用し続けようとしても意味がない。母国がわたしたちを追い出そうとしている」と語った。