楽天EXPOで講演する三木谷氏楽天EXPOで講演する三木谷氏 写真提供:カーゴニュース
*本記事はカーゴニュースからの転載です。

楽天が日本郵便との協業で
当日配送サービスを開始する方針

 楽天グループ(本社・東京都世田谷区、三木谷浩史会長兼社長)は日本郵便(JP)との協業により、当日配送サービスを開始する方針にあることを明らかにした。7月21日に都内で開催した「楽天EXPO」内の講演で三木谷氏が公表したもの。JPとの間で、「楽天フルフィルメントセンター(RFC)」から配達局への直送を開始したことにより「コストが安くなり、早く届けることもできるようになった。RFCを使うことで間もなく(翌日配達サービスである)『あす楽』を通り越した『きょう楽』ができるところまで来ている」とアピールした。

 楽天とJPによる合弁会社・JP楽天ロジスティクスが運営する楽天市場出店者向けのフルフィルメントサービス「楽天スーパーロジスティクス」では従来、RFCから購入者までの配達をJPのネットワークで行っていた。具体的には、各RFCから引受局へ集荷された商品を配達区分局へ幹線輸送した後、配達局へ移送した上で宅配していたが、タッチポイントの多さからリードタイムが課題となっていた。