米国株は年初から低迷が続き、投資家は底打ちの証拠を求めてさまざまなデータを探ってきた。60年の歴史を誇る調査では、相場は6月に底を打ったことが示唆されている。  調査会社インベスターズ・インテリジェンスによると、投資アドバイザーの間の強気派と弱気派の比率を測る「ブルベア指数」が6月21日終了の週に0.60に低下。調査会社ヤルデニ・リサーチによると、指数は2009年3月9日終了の週に0.56まで低下して以来の最も悲観的な水準となった。この日はS&P500種指数が2007年10月のピークから57%下落し、世界金融危機に伴う底値を付けた日でもあった。