ドナルド・トランプ前米大統領は2024年への出馬を検討しているが、共和党議員の多くは支持をまだ明言できずにいる。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が30人近くの共和党議員をインタビューし、トランプ氏が出馬すべきか聞いたところ、その多くは本人が判断するべきだとして質問に答えず、出馬を支持する姿勢も示さなかった。トランプ氏が再出馬すべきだと明確に答えた議員は、わずか4人だった。一方で3人の議員は不出馬を望むとし、その理由として同氏の年齢や分断を招く政治スタイル、さらに大統領選に関心がある期待の共和党議員が複数浮上していることを挙げた。現在の任期を最後に政界から引退するクリス・ジェイコブス下院議員(共和、ニューヨーク州)は、「新たな世代の指導部が必要だと思う」と発言。「ドナルド・トランプ氏の政策の多くは支持する。これらは国益につながるものだった。だが、次に進むべき時だと思う」とした。