中国人民解放軍は8日、ナンシー・ペロシ米下院議長による訪台を受けて先週から台湾周辺で実施している軍事演習について、その期間を延長すると発表した。一方で台湾国防部は同日、中国がサイバー攻撃を繰り返し、複数の政府ウェブサイトがアクセスできない状態になっていると非難した。人民解放軍は4日から7日まで4日間続けていた軍事演習を不特定期間にわたり継続すると発表。軍事演習では中国が台湾を事実上封鎖できる能力が示された。台湾に最も近い地域での作戦を担当する人民解放軍の東部戦域司令部は、8日の訓練が台湾付近での対潜水艦や海上攻撃作戦の合同軍事演習に焦点をあてたものだったと発表。ソーシャルメディア(SNS)上では合同演習に参加した軍艦や戦闘機の映像が公開された。
中国、台湾周辺での軍事演習延長 サイバー攻撃も
有料会員限定
あなたにおすすめ