米ニューヨーク市の家賃が6月に過去最高を記録し、1月あたりの家賃中央値が3500ドル(約46万5000円)に達した。不動産物件情報サイト「StreetEasy(ストリートイージー)」のデータによると、スタテン島を除くニューヨーク市の全行政区における家賃の中央値は6月に過去最高を更新。マンハッタンでは月4100ドルに上昇した。全米の多くの都市で家賃が上昇しているが、ニューヨーク市における最近の上昇はロサンゼルスやシカゴなど他の大都市をしのぐ勢いだ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生当初は手頃だったアパートの家賃が急騰しており、一部のテナントが退去せざるを得ない状況となっている。家賃の高騰はマンハッタンとブルックリンで最も顕著で、マンハッタンでは6月の家賃中央値が前年同月比39%、ブルックリンは28%それぞれ上昇した。