韓国サムスン電子の事実上トップである李在鎔副会長(54)が、15日に同国の尹錫悦大統領から特別赦免(恩赦)を受けることが分かった。韓国の大統領府が明らかにした。李氏は韓国の前大統領への贈賄罪に問われ、2度にわたって服役しているが、2017年の有罪判決に関連した前科は抹消される。一方で同氏は会計スキャンダルに関連する法的問題を巡る判決を受けていないため、有罪となれば再び収監される可能性もある。李氏は自身の不正について否定を続けている。スマートフォンや保険事業、電気自動車(EV)向けバッテリーまで幅広く手掛ける複合企業サムスンにおいて、社内のあらゆる主要な判断には同氏の承認が必要とされる。サムスンからは今のところコメントは得られていない。
サムスン電子の李在鎔副会長、15日に恩赦=韓国大統領府
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