米グーグル傘下の動画投稿サイト、ユーチューブが動画配信サービス向けにオンラインストアの開設を準備しており、このプラットフォームへの参加を募るため、複数のエンターテインメント企業と協議中だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。新しいプラットフォームはユーチューブ社内で「チャンネル・ストア」と呼ばれ、少なくとも1年半前から準備が進められてきた。早ければ今秋にも導入されるという。同社は現在、主要ネットワークやケーブルテレビ番組をストリーミング配信する「ユーチューブTV」を月額64.99ドル(約8700円)で提供している。加入者は米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの「HBOマックス」など、他の定額動画配信サービスをパッケージに追加することが可能だ。新たなオンラインストアでは、ユーザーはユーチューブのメインアプリから、希望する動画配信サービスをアラカルト方式で選択できるようになる。