米連邦捜査局(FBI)によるドナルド・トランプ前大統領邸の家宅捜索を巡っては、同氏がホワイトハウスを去るまでの混沌(こんとん)とした数週間が焦点となっている。トランプ氏は退任までの数週間、2020年大統領選での敗北を覆すことに気を取られていた。また21年1月6日に発生した議会議事堂事件を巡り、自らの弾劾に賛成した共和党議員への報復について弁護士と協議しつつ最後の数日間をすごしていたという。さらにアドバイザーや元側近への恩赦に関する話し合いも行われていた。トランプ氏は退任当日の21年1月20日午前0時50分、恩赦や減刑の対象となる143人のリストを発表。これを受け、米国立公文書記録管理局(NARA)に提出すべき書類もさらに増加することとなった。
FBIが押収の文書、トランプ氏退任までの数週間が焦点
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