今は亡き俳優ポール・ニューマン氏の娘2人が非営利財団「ニューマンズ・オウン・ファウンデーション」を提訴した。財団幹部が父ニューマン氏の意向から外れ、慈善活動への寄付への関与を制限していると主張している。ニューマン氏はこの財団を2005年に設立し、3年後に死去した。財団の傘下に食品会社ニューマンズ・オウンがあり、その税引き後利益を財団の資金としている。連邦税申告書によると、2020年末時点で財団の資産は約2億3400万ドル(約320億円)だった。エリノア(ネル)・ニューマン氏とスーザン・ニューマン氏が23日にコネティカット州裁判所に提起した訴訟によると、財団の理事会は同年、ニューマン氏の娘たちがそれぞれ毎年受け取り慈善寄付に充てる金額を40万ドルから20万ドルに減らし、これはニューマン氏の遺志に反すると主張している。