さて、彼はやってしまった。ジョー・バイデン大統領は24日、魔法のつえを振り、他の誰でもなく自らの権限で約4000万人分の学生ローンを減免した。これはバイデン氏が大統領として下した国内政策決定では最悪のものであり、連邦議会やローンを返済したり大学に進学しなかったりしたすべての米国民をばかにするものだ。
左派に対して決してノーと言わないこの大統領は、この大統領令による法律制定、いや法からの逸脱という行為で、再び彼らの求めに応じた。政府は、年収が12万5000ドル(約1700万円)未満の借り手には1万ドル、「ペル・グラント」と呼ばれる低所得者向け奨学金の受給者には2万ドルを減免する。バイデン政権は、約2700万人が最大2万ドルの債務減免を受ける資格があり、約2000万人は債務が帳消しになると推定している。