小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。

【良い人材の応募が増える求人広告の作り方!】販促アンケートでどんな人に知ってもらえばいいかわかる!Photo: Adobe Stock

販促アンケートのノウハウを使って、求人広告を作る

「求人広告を出したのに、全然応募がない」とお悩みなら、ぜひ、販促アンケートをとることをおススメします。なぜなら、それによって長続きしてくれる良い人材を集める求人広告が作れるようになるからです。

 では、販促アンケートとは何でしょうか? 

 それは通常のデーターをとるアンケートや悪い所を聞くアンケートとは違って、記述式で購入理由や不安などを聞き、その答えをそのまま使って広告を作ったり、対策を行って購入しやすくするなどして、販売促進につなげるアンケートのことです。

 このようなアンケートは、通常のデーターをとるアンケートや悪い所を聞くアンケートと区別するために、販促アンケートと呼ばれています。

 この販促アンケートですが、アンケートをとる対象をお客様から社員に変えればそのまま求人広告も作れるのです。

 わかりにくいと思いますので、今回は「どんな人に知ってもらえばいいか?」について説明しましょう。

どんな人に自社の存在を知ってもらえば、応募者が増えるのか?

 具体的には「商品を購入する前、どんな事(悩み・欲求等)をお考えでしたか?」という販促アンケートの質問をします。

 これを聞くことで、「どんなことを考えている人に商品の存在を知ってもらえれば、売れるようになるか」を教えてもらうことが出来ます。

 同様に、良い人材の応募を増やしたければ、自社に入社してくれた社員に、「当社に入社する前、どんな会社(就職先)を探していましたか?」という販促アンケートの質問をしてみましょう。

 こうすることで、「どんなことを考えている人に自社の存在を知ってもらえば、応募が増えるようになるか」を教えてもらうことが出来ます。

 例えば、この質問をして「ITの経験を活かせる会社」という答えがかえってきたとしましょう。

 ということは、「ITの経験を活かせる会社を探していた人が自社に入って喜んでいる」ということです。

 そうであれば、求人広告に「ITの経験を活かせる会社をお探しの方へ」と書いておけば、ITの経験を活かせる会社を探している人に興味を持ってもらえ、応募につながるでしょう。

 また、この販促アンケートから求人広告を作る方法は嘘がないのでミスマッチがなく、入社した人が長く定着しやすいというのもおススメのポイントです。

 この様に、販促アンケートから求人広告が作れますので、求人広告を出しているにもかかわらず、なかなか良い人材の応募がないというなら、販促アンケートをとることをおススメします(詳しくお知りになりたい方は『あらゆる販促を成功させる「A4」1枚アンケート実践バイブル』(ダイヤモンド刊)をご覧ください)。

 しかし、新しい会社でまだ社員がいないため、販促アンケートが取れないという方もいるでしょう。

 そんな方は、マンダラ広告作成法の5番目に考える質問「商品を買って喜ぶ人どんな人?(状態)」の質問を「入社して喜ぶ人どんな人?(状態)」にして周りに書かれている8つの参考キーワードをもとに考えてみてください。

 求人広告でどんな人に知ってもらえば、応募が増えるかのポイントが見つかると思います。

岡本達彦(おかもと・たつひこ)
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。