フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズとアルファベット傘下のグーグルがコスト削減の取り組みを加速させている。メタの事情に詳しい複数の関係者によると、同社は事業の伸び悩みと競争激化に直面する中、人員削減などを通じて今後数カ月で経費を少なくとも10%削減する計画だ。メタは部署の再編成を通じ、水面下で相当数の人員削減に着手しているが、対象となった従業員には社内で他の職務に応募できるよう一定の異動期間を与えている。人員削減を実施すると同時に、大量の解雇者を出さないようにすることが狙いだ。関係者によると、メタは今後、より大規模な人員削減を実施するとみられている。コスト削減のため経費やコンサルティング予算の削減も行うが、人員削減が中心になるという。