英語ネーティブに限らず、外国人の中にはしゃべりだすと止まらない人が多い。そうした時、日本人は聞き役に回りがち。なので相手はいっそう気持ちよくなり、“独演会”になってしまう。こうした状況をうまく理解し、スムーズに会話を終わらせる言い回しを身に付けよう。(パタプライングリッシュ教材開発者 松尾光治)
英語話者が独演会になるのは
日本人にも責任があった?
職場にいる外国人を相手に英語でおしゃべりをしていると、相手の話がいつまでも終わらないことがありませんか? 話題は、業界のうわさ話だったり、家族のイベントだったり...つまり雑談です。
あなたにも話したいことがあって、二人で盛り上がっているならいいのです。でも、相手の独演会になってしまって、相づちを挟む隙さえない。相手の言葉を何とか追いながらも、あなたの頭をよぎるのは書類の山とか、返すべきメールのこと...。
困っているあなたを気遣うこともせず一方的に話し続ける相手に、「普段は感じのいい人なのに」などと、違和感や幻滅感を抱いてしまうことさえあるでしょう。外国人、特に英語圏出身者が多く働く職場なら、こうした状況はよくあることです。
これはそもそも、英語と日本語のコミュニケーションスタイルに大きな違いがあるため。そして、実はあなたにも責任があるのです。