昨年1月6日に起きた米連邦議会議事堂乱入事件を調査する下院特別委員会は13日の公聴会で、ドナルド・トランプ前大統領に証言と文書の提出を命じる召喚状を送付することを可決した。トランプ氏に対する責任追及を一段と強めた格好だ。特別委の委員長を務めるベニー・トンプソン下院議員(民主、ミシシッピ州)は公聴会の閉会時にトランプ氏について言及し、「われわれは本人から話を聞きたい」と述べた。「ドナルド・トランプ氏の証言を求めるのはわれわれの責務だ(中略)前大統領に対する召喚状は、深刻かつ異例と言える」副委員長を務めるリズ・チェイニー下院議員(共和、ワイオミング州)は、「われわれは1月6日の(議会襲撃における)重要人物に宣誓証言を求める必要がある」と述べた。