米マイクロソフトは実に興味深いタイミングで、これまでで最も高価なコンピューターを発売する。同社は12日、評判の高いハードウエアシリーズ「Surface(サーフェス)」の新製品を発表。タブレット端末の「Surface Pro(サーフェスプロ)」と「Surface Laptop(サーフェス ラップトップ)」などの最新版がお披露目された。同社が初めてタブレット端末「Surface(サーフェス)」を発売し、ハイエンドパソコン(PC)市場に参入してから10年。サーフェスシリーズはビジネスユーザー向けの着脱式「2in1」タブレット(ノートPCとしても使用できる)シリーズで手堅いニッチ市場を見いだした。デバイス市場全体に占めるサーフェスのシェアは依然として小さいものの、マイクロソフトの挑戦意欲はくじかれていない。12日の発表では、ディスプレー一体型PC「Surface Studio(サーフェス スタジオ)」シリーズの最新版も登場したが、最低価格は4500ドル(約66万3000円)と驚くほど高額だ。