願い事がかなった時にしてほしいこと
仏さまにお参りして願い事がかなったら、是非してほしいことがあります。
それは、お礼のお参りです。
できればお願いしたお寺にお礼に参るのが望ましいのですが、何らかの理由があって難しい場合は、同じご神仏の祀られている別のお寺にお参りしてもかまいません。
ただし、その場合は、
「あのお寺でお願いさせていただきましたことが、かないました。ありがとうございます」
とお礼を言ってお参りしてください。
お礼をすることで、そのお願いがどれだけ自分にとって大事なものであったかがわかるものです。お礼をしないということは、自分の心にもそむくことになります。
お願いしたのが神さまであれば、かなったのにお礼をしないということには眷属(けんぞく)が怒ります。神さまのお遣いである眷属は、喜怒哀楽が激しく、自分が遣える神さまに失礼があると怒るのです。なので、何かあるかもしれません。
お願いした先が如来さまや菩薩さまであれば、直接何かがあるわけではありませんが、自分の心にそむくことになりますので、そのことにより、やはり何か不都合が生じることが考えられます。
いろいろあってすぐにお礼参りにいけない場合でも、行く気持ちをもっていることが大事なのです。それならば、時間がどれほど経ってしまってからのお礼参りでも問題ありません。
しかし、それでもどうしても行けない場合は、「代参り」といって家族や友人に代わりにお礼参りしてもらうこともできます。
ご神仏にお願いしたことがかなったら、忘れず、感謝の気持ちを伝えに、お礼のお参りに行ってくださいね。