――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の7-9月期国内総生産(GDP)統計は喜ぶべき内容となった。  商務省が27日発表した7-9月期の実質GDP(季節調整済み)は前期比年率換算で2.6%増加した。3四半期ぶりにプラス成長に転じ、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想の2.3%増を上回った。  個人消費は財への支出が3四半期連続で減少したものの、サービス支出は堅調が続き、新型コロナウイルス流行前の消費状況への回復が続いていることが示された。設備投資も増加が続いた。