米アップルが27日発表した7-9月期(第4四半期)決算は、売上高が過去最高となった。消費財の一部で需要が後退する中、新型コロナウイルス流行下で続いてきた好調を維持した。アップルのルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はインタビューで、7-9月期の初めに予想していたよりも良い内容だったと語った。ただ、為替変動が業績の重荷になったという。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の売上高は前年同期比9.7%増の426億ドルとなり、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の430億ドルには届かなかった。iPhoneは全体の売上高の約半分を占める。全体の売上高は8%増の901億ドルで7-9月期として過去最高に達し、アナリスト予想を上回った。純利益も過去最高を記録し、207億ドルとなった。