有名人のディープフェイクが広告に登場している最近の事例を紹介しよう。昨年、ロシアの通信事業会社メガフォンは、ハリウッドの伝説的俳優ブルース・ウィリス氏が爆弾処理を手伝うという偽動画のコマーシャルを発表した。不動産投資の新興企業リアルファ・テックが先週発表した偽動画広告には、椅子に座って縛られている実業家イーロン・マスク氏が登場していた。先月公開された機械学習企業ペーパースペースのプロモーションビデオには、俳優のトム・クルーズ氏やレオナルド・ディカプリオ氏らに似せた人物が出ていた。これらの有名人はいずれも、こうしたキャンペーンの撮影に一瞬たりとも関与していない。マスク、クルーズ、ディカプリオの3氏の場合、いずれも当該企業の宣伝に同意したことすらない。
有名人ディープフェイク広告、本人の同意なく
イーロン・マスク、トム・クルーズ、レオナルド・ディカプリオ各氏らの偽動画が登場、法的・倫理的な懸念も
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