ブラジルで30日投開票された大統領選で左派のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ元大統領が当選した。今回の選挙は同国史上で最大の接戦となったが、中南米諸国の左傾化を確実なものとなったほか、3年前には汚職で刑務所に収監されていたルラ氏にとっても異例のカムバックとなる。選挙管理当局によれば、決選投票は開票率99%の時点で、2003~10年に大統領を務めていたルラ氏が5960万票を獲得。得票率は50.8%となった。保守派の現職ジャイル・ボルソナロ氏の得票率は49.2%。ルラ氏が1月1日付けで就任すれば、中南米ではアルゼンチンからメキシコまで、すべての主要国で左派勢力が政権を握ることになる。
ブラジル大統領選、ルラ氏が当選
有料会員限定
あなたにおすすめ