米オハイオ州クリーブランド郊外に住む高校教頭ショーン・ベルビールさん(44)は、自分たちのような中間層の世帯がこれほど支払いに追われていることに疑問を抱く。2年前の大統領選ではジョー・バイデン大統領に投票したが、中間選挙が迫る今、共和党にやや気持ちが傾いている。その理由の一つはここにある。  「主体的に考えたいが、現時点では自分の経済状態に基づいて投票せざるを得ない。不本意ながら」とベルビールさんは言う。3児の父であり、妻は保育園で働いている。