日高屋Photo:Diamond

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、7〜9月度のラーメン・カレー・定食編だ。

日高屋が売上74.1%増でも笑えない
「不都合すぎる実態」の衝撃

 ラーメン・カレー・定食の主要5社が発表した7〜9月度の月次業績データは、以下の結果となった。

◯いきなり!ステーキ(ペッパーフードサービス)の既存店売上高
 7月度:前年同月比110.8%(10.8%増)
 8月度:同113.6%(13.6%増)
 9月度:同109.9%(9.9%増)

◯餃子の王将(王将フードサービス)の既存店売上高
 7月度:前年同月比106.7%(6.7%増)
 8月度:同109.8%(9.8%増)
 9月度:同112.5%(12.5%増)

◯大戸屋(大戸屋ホールディングス〈HD〉)の既存店売上高
 7月度:前年同月比128.2%(28.2%増)
 8月度:同130.4%(30.4%増)
 9月度:同134.9%(34.9%増)

◯日高屋(ハイデイ日高)の既存店売上高
 7月度:前年同月比151.0%(51.0%増)
 8月度:同171.4%(71.4%増)
 9月度:同174.1%(74.1%増)

◯CoCo壱番屋(壱番屋)の既存店売上高
 7月度:前年同月比108.1%(8.1%増)
 8月度:同108.8%(8.8%増)
 9月度:同109.3%(9.3%増)

 9月度の実績を見ると、今回取り上げた5社全てで前年実績を超えている。中でも、日高屋の実績は前年同月比174.1%(74.1%増)とダントツだ。

 しかし、この数字を見て「5社とも好調で、中でも日高屋の独り勝ちだ!」と考えるのは、やや早計だ。ふたを開けて見ると、月次の数値からは想像もできない各社の「不都合な実態」が見えてくる。次のページで詳しく解説しよう。