2日の米株式相場は大幅続落。引けにかけて下げ足を速めた。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げを決定。今後は利上げペースを減速させる可能性を示唆する一方、インフレ退治のためにやるべき仕事は残っているとの見方を示した。ダウ工業株30種平均の終値は前日比505.44ドル(1.55%)安の3万2147.76ドル、S&P500種指数は96.41ポイント(2.5%)安の3759.69、ハイテク株の比重が大きいナスダック総合指数は366.05ポイント(3.36%)安の1万0524.80。主要3指数は当初、軟調に推移していたが、午後に入って発表されたFOMCの政策声明がハト派的と受け止められ、いったんは上昇。しかし、ジェローム・パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で、利上げの一時停止を議論するのは「時期尚早」だと述べたことで、急速に売りが膨らんだ。