先週、株と債券が再び崩れた。インフレはとまる気配がない。そろそろファイナンシャルアドバイザーと契約したほうがいいのかもしれない。ファイナンシャルアドバイザーは自分自身についての情報を株式ブローカーよりはるかに多く開示しなければならない――。筆者や同業者は長年、投資家にそう伝えてきた。そうすれば投資家はアドバイザーのサービスと誠実性についてより多くの情報に基づき判断できるから、と。しかし筆者はここ数週の間に知ってショックを受けたのだが、われわれが伝えてきたことは必ずしも真実と言えない。どういうわけか、ファイナンシャルアドバイザーは株式ブローカーほど多くの情報を開示する必要はない。そのうえ、情報開示が少ないせいで投資家が痛手を被る恐れがある。