米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは15日、アレルギーや抜け毛、尿路感染症など一般的な病状について、メッセージ機能を利用し遠隔診療を受けられる「アマゾン・クリニック」を米国32の州で開始すると発表した。また、避妊薬の処方箋や高血圧治療薬の再処方箋、その他の処方箋も提供する予定だ。2018年のオンライン薬局ピルパック(現アマゾン・ファーマシー)買収、今年初めのプライマリーケアクリニック、ワン・メディカルの買収に続く、アマゾンの米国医療業界参入における最新の動きとなる。同社はこの新サービスを 「ヘルスケア・ストア」と表現している。アマゾンによると、アマゾン・クリニックでは健康保険を受け付けないが、患者は処方薬を受け取る際に処方薬給付を利用できる可能性があるという。