米航空宇宙局(NASA)は米東部時間16日午前1時47分前後に、月探査のために開発した新型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」を、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。複数回にわたって中断された経緯を乗り越えての打ち上げとなる。  宇宙飛行士を再び月に送る「アルテミス計画」の第1弾として打ち上げられたSLSロケットには、月周回軌道に入った後、地球に戻る予定の宇宙船オリオンが搭載されている。今回の打ち上げには宇宙飛行士は搭乗していない。