――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米グーグルは今でも十分稼いでいる。だが以前ほど楽々にとはいかなくなっており、痛みは生じている。  グーグル親会社アルファベットは、9月までの12カ月間の営業利益が786億ドルに達し、S&P500種指数構成企業の中で3位だった(S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス調べ)。ただ、コストの大幅増とオンライン広告の低迷が響き、7-9月期の営業利益率は24.8%と、前年同期から8ポイント近く低下した。アルファベットの従業員数は同四半期に1万2765人増えた。