たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が語る「年末年始の勉強法」だ。

「1月1日は勉強してはいけない!」と言い切れる超合理的な理由Photo: Adobe Stock

年末年始の過ごし方

 本日は、受験生の年末年始の過ごし方について、お話します。

12月31日までの勉強

 12月31日までは、ぜひしっかり受験勉強をしてください。この時期の共通テスト対策についてお伝えします。

・共通テストの勉強:Step 1
苦手分野にしぼって『マーク式基礎問題集』に代表される、分野別の対策を行います。

・共通テストの勉強:Step 2
全体の時間配分を、各予備校の予想問題集を通しで解くことで対策します。

・共通テストの勉強:Step 3
上記通しで解く勉強の中で判明した、取れない部分を、センター試験の過去問や応用レベルの共通テスト対策本などを解いて対策します。

 共通テストの勉強は、基本的に「質より量」の勉強が重要になります。やればやるほど点数が獲れるようになりますので、12月いっぱい量をやりましょう。

 ここで重要なポイントは2つあります。

①6.5時間は寝ること……拙著『逆転合格90日プログラム』では12時就寝/6時30分起床を提案していますが、6.5時間は眠ってください。体調管理のため、そして、暗記効率を下げないためです。

②知らなかった暗記事項は1冊のノートにまとめること……量をやっても、覚えないと意味がありません。1冊のノートを作り、知らなかった暗記事項を一元管理しましょう。

1月1日の勉強

 1月1日は「勉強してはいけない」としておきます。理由は1月14日・15日の共通テストまで、この1月1日の休みを最後に、駆け抜けないといけないからです。

 次にしっかり休めるのは、前日の1月13日と、前々日の1月12日です。あえて1月1日はしっかり休むことで、1月2日から1月11日までを全力で勉強できるようにします。

 重要なポイントは2つあります。

①初詣に行く場合は感染症対策を徹底すること……もし出かけるのであれば、感染症対策を徹底しましょう。各々の宗教観に任せますが、初詣に行くよりはゆっくりと自宅で時間を過ごした方が無難だと思います。

②生活リズムを崩さないこと……12時就寝/6時30分起床の生活リズムを、大きく崩さないようにしてください。

 例えば、映画を見るなど、リラックスして過ごしてください。どうしても勉強をしたい場合は、「午前だけ」などと時間を限定します。おすすめはこれまで作ったノートの暗記事項の復習をすることです。

1月2日以降の勉強

 体調管理を最優先に、共通テストの予想問題集やセンター試験の過去問を解き続けてください。