――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター
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エネルギーや自動車、住宅価格の下落や消費者物価指数(CPI)統計の鈍化を受けて、投資家の間ではインフレの先行きに対して高揚感のようなものが広がっている。
だが、米連邦準備制度理事会(FRB)には全く関係ないようだ。
FRBは14日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50ポイントの利上げを決定。あわせて公表されたジェローム・パウエル議長ら当局者による経済・金利見通しでは、痛みを伴うインフレとの長い闘いが織り込まれた。これは市場が描くシナリオとは正反対の展開だ。